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ホテルK5とは
ホテルK5 は東京の中央区日本橋兜町に作られたマイクロ複合施設『K5』の中に位置するブティックホテルです。
東京証券取引所の裏手にあるこのホテルは、外から見て一目ではホテルとはわからない重厚感のある佇まい。
それもそのはず、建物自体は築97年と歴史的建造物のような趣のある石造りの建物で、この辺はかつて渋沢栄一が邸宅を構え、日本初の銀行や証券取引所が設立された日本随一の金融街と言われているそうです。
日本橋兜町には明治から昭和初期頃に建てられた建物が多く残っておりK5もその一つです。建物の外観はそのままに、内部はフルリノベーションされており地下1階地上4階の5階建てになっています。
K5と言う名前は改修前の名称である兜町第5平和ビルが由来のようです。
インテリア監修は「CLAESSON KOIVISTO RUNE」
スウェーデン・ストックホルムを拠点に活躍する建築家パートナーシップ「CLAESSON KOIVISTO RUNE」が建築・空間デザインを監修しており、上質で独自性のある小規模ラグジュアリーホテルの世界的なネットワーク「Design Hotels」に加盟しています。
この照明に心奪われる方多いだろうなぁ。
ホテルへのアクセス
ホテルK5のサイトに掲載されているアクセスは下記の通りです。
電車
- 東京メトロ東西線・銀座線、都営地下鉄浅草線日本橋駅 D2出口より徒歩12分
- 東京メトロ東西線・日比谷線茅場町駅10番出口より徒歩5分
- 東京メトロ銀座線・半蔵門線三越前駅B6出口より徒歩9分
空港から
- 羽田空港から東京モノレールで浜松町へ、浅草線へ乗り換えて日本橋駅 約35分
- 羽田空港から京急で日本橋駅 約45分
- 羽田空港からリムジンバスで水天宮駅、半蔵門線で三越前駅 約45分
- 成田空港から成田スカイアクセスで日本橋駅 約65分
- 成田空港からリムジンバスで東京駅八重洲口 約70分
https://k5-tokyo.com/#top-access より引用
今回、三越前駅から歩いてホテルに向かったのですが、天候が悪い中(土砂降りでした)キャリーバックを持って歩くのがなかなか大変だったため荷物が多い方は茅場町からのアクセスが便利だと思います。
この辺の道は舗装されていない道も多いため、キャリーケースを持ってスムーズに移動できるとは言えません。通常の徒歩移動より少し時間がかかると想定しておくのが良いと思います。
室内の様子〜部屋タイプ:studio〜
スタジオはK5の中で1番コンパクトな部屋です。
シンプルな部屋の中に美しい家具が配置された客室にワークデスクも備えられているためワーケーションで利用することも可能です。
studio(スタジオ)の概要
客室サイズ:21m2
ベッドサイズ:クイーン
宿泊人数:最大2名
水回り:洗面・トイレ・シャワーブース(浴槽なし)
アメニティ:ヘアブラシ・カミソリ・歯ブラシ・コットン・綿棒
ミニバー:あり(詳細は後述)
その他:スリッパ・レコードプレイヤー・
厳選された書籍・植栽
アメニティはこのように木のボックスに入れられていて、よく見ると紙パッケージなのわかりますか?
ミニバーは一般的なホテルと同様、無料(with compliments と記載してあります)のものと有料(ジュースや酒類、お菓子等)のものがあります。
パジャマあります!
ホテルステイの時気になるのがパジャマや室内着の有無。
HOTEL K5にはセパレートタイプの作務衣のようなパジャマ(室内着)がありました。
食事(カフェ、夕食、朝食)は全てホテル内で完結可能
宿泊当日かなり天候が悪く、外で食べるのを断念したのですが同じビルの中にレストラン、カフェ、バーが併設されているので飲食には困りませんでした。
CAVEMAN
多国籍料理を提供するレストラン。
一階のエントランス横にあるのですが、緑が多くおしゃれな雰囲気。
SWITCH COFFEE
目黒や代々木上原に店を構える人気のコーヒーショップの3店舗目。場所はcavemanの隣り。
エスプレッソやカフェラテなど人気のメニューを取り揃えたラインナップでラインナップで、カフェではもちろん部屋で飲みたい時はルームサービスとしてオーダーすることもできます。(サービス料10%が別途必要なので要注意)
Ao
訪問した時は休業しており中には入れなかったのですが、図書館とバーが一体化した雰囲気のサロンのようです。こちらで提供されている紅茶が部屋の無料アメニティーの1つとして提供されています。
場所は一階エントランス右手側です。
B
ビールとタコスが人気のお店で、ここでしか味わえない生ビールが数種類ありました。
場所は地下一階、エレベーターは一階までなので一階から階段で地下にいくとあります。
雰囲気◎、量は少なめ
私はBでビールとタコスをいただいたのですが、Bに行く前に部屋で塩系のパン、チーズ、ワインをつまんでいたのでオーダーの量としては写真のものにビール一杯追加でお会計が3,000円でした。
味付けはしっかりしており物足りなさはないのですが、量はそこまで多くないのでその点を念頭にオーダーするのが良いと思います。
宿泊した感想
元々reluxのサイトで見て気になっていたホテルなのですが、実際に宿泊してみると万人にオススメというより『お洒落なホテル、空間に泊まりたい』人向けのホテルです。
良い点
これはもう『お洒落さ』に尽きます。泊まるまで本当に楽しみで、何度もサイトを見て「こんなことやりたい、あんなことやりたい…」と妄想する楽しさが半端なかったです。
インテリアもグリーンも部屋にあるのは珍しいと思いますし、部屋の雰囲気は写真で見た通り素敵です。
また、『接客』はとても素晴らしいと思いました!
懸念(悪いとまではいかないけど把握しておきたい)点
デザインやエコを重視してることはわかるけどちょっと不便だな、と思う点があったことですね。
これは完全に私の想定ミスというか、こういうタイプのホテルに宿泊するのが初めてだったからとも言えますが『お洒落さと引き換えに何を差し出せるか』という観点でみると、泊まる前に知っておいてほしいなぁと思ったポイントを記載しておきます。K5さんは全く悪くないですし、個人的な意見なのでそこはご了承ください。
まず、今回studioに泊まったら、ベッドの下がこんな感じの床だったのです。
結構な悪天候の中移動していたので、靴もスーツケースもずぶ濡れで部屋に入ってこの床に水滴がついても大丈夫なのかハラハラしました。でも言い換えるとこういう部分も他のホテルにはないので、お好きな人もいるかと思います。
次に、部屋に置いてあるサービスのお水(FUJI)があるのですが、栓抜きがお洒落すぎて(使い方よくわからない)開けることができませんでした…
結局スタッフさんに開けてもらって飲めたのですが、結構な力とコツがいるみたいです。やはりここでもスタッフさんがとても優しくて、助かりました。
そしてスタジオに泊まる人には必ず読んで欲しい、『トイレについて』。
コンパクトな部屋のスタジオは、ベッドルームと水回りが木の扉一枚で隔たれています。つまり、トイレの音はほぼ隠せないと思います。
やっぱりインテリアもコンセプトも素敵なホテルなのでこだわりが多くて素敵だなぁと思う場面ももちろん沢山あるのですが、懸念点については事前に知っていれば、よりホテルステイが楽しめると思います。
宿泊費用と予算
宿泊費用は約2万円〜12万円前後
部屋タイプ | 価格 | 広さ |
K5 Loft | 12.1万円〜 | 80m2 |
Junior Suite Loft Floor | 5.5万円〜 | 43m2 |
Junior Suite | 4.8万円〜 | 43m2 |
K5 Room Loft Floor | 4.3万円〜 | 38m2 |
K5 Room | 3.5万円〜 | 38m2 |
Studio Loft Floor | 2.3万円〜 | 21m2 |
Studio | 2.1万円〜 | 21m2 |
ホテル基本情報
住所:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町3−5
チェックイン:15時〜
チェックアウト:12時